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安静保護療法 |
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痛みが起こったら、無理せずに休養をとります。もっとも痛みが和らぐ姿勢を保ち、安静を心がけます。
痛む部位を冷やさないようにして、コーヒー、アルコール、香辛料などの刺激の強い飲食物、そしてタバコは避け、ビタミン類の豊富な食品を摂取するように心がけます。
便秘になると、力んで痛みが強くなってしまうため、便通を整え、便秘にならないようにすることも大切です。
痛みがなくなったら、軽い運動をするようにします。 |
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薬物療法 |
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基本となる治療法が薬物療法です。解熱鎮痛薬、非ステロイド抗炎症薬、筋弛緩薬、抗痙攣薬、ビタミン剤、血管拡張薬などの使用が痛みを和らげます。
使用法は、内服、座薬、注射があります。
薬物療法があまり有効でない場合には、神経ブロック療法や外科療法を考慮することになります。主治医と良く相談してから行ってください。 |
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理学療法 |
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おもに整形外科で行われる治療法で、痛みの原因が存在する部位の負担を除く牽引療法、痛む部位を固定して安静を保つコルセットや頸椎カラーの装着があります。入浴や赤外線照射などによって、痛む部位を温める治療法もあります。 |
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鍼灸療法 |
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鍼(はり)や灸(きゅう)で、いわゆるツボを刺激し、痛みを抑える治療法です。人によっては、かなりの効果が期待できます。 |
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神経ブロック |
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痛みの起こる末梢神経に麻酔薬を注入し、痛みを止める治療法です。
ペインクリニックを実施している医療機関で受けることができる治療法です。 |
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手術 |
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椎間板ヘルニア、脊椎や脊髄の腫瘍などは、手術が第一の治療法になりますが、手術が必要かどうかは慎重に検討されます。
医師から手術を勧められたときは、説明を良く聞いて判断しましょう。 |