急性中毒の場合、キレート剤、樹脂を使って、排泄を促します。
拮抗薬・解毒薬としてBALを筋注します。1回3mg/kg〜5mg/kgを4時間毎に2日間、さらに2.5mg/kg〜3mg/kgを6時間毎に2日間、その後、同量を12時間毎に7日間、筋注します。さらにペニシラミンを経口投与し、1回250mg、1日4回、小児は100mg/kg/日(成人の標準用量は1000mgが上限)。3日〜10日でいったん中止し、尿中の水銀を測定し、必要なら再投与します。
チオプロニンは体内重金属、特に水銀と結合して尿乳排泄を促すので、1回100mg〜200mgを1日3回、経口投与します。
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