食中毒とは、食品などに含まれた微生物、化学物質、自然毒などを摂取することによって起こる、衛生上および健康上の危害です。
原因となる微生物には、細菌、ウイルス、原虫類、寄生虫があります。細菌ではサルモネラや腸炎ビブリオや病原性大腸菌、ウイルスにはノロウイルスやロタウイルス、原虫類にはクリプトスポリジウムやサイクロスポラ、寄生虫にはアニサキスや旋尾線虫などがあります。
細菌性食中毒が全体の95%以上を占めます。最近では、O-157、ノロウイルス、サルモネラによる食中毒が話題になることが多くあります。
化学物質では、食品添加物、カドミウムや鉛などの有害性金属、油脂の変質などがあります。
自然毒では、カビ毒、毒キノコ、植物毒、ブグ毒、貝毒などがあります。 |