下痢、腹痛、嘔吐、発熱をともなった急性胃腸炎です。汚染した食品を摂取してから、12時間〜48時間の潜伏期間を経て、発症します。
潜伏期間、症状は、摂取した菌の量、患者さんの健康状態、年齢によって変化します。特に下痢の程度は軟便から水様便までさまざまで、血便になることもあります。嘔吐がない場合もあります。
小児では比較的少ない菌量でも発症します。場合によっては激しい下痢、強い腹痛、血便などの重い症状を示すこともあります。痙攣やショック状態に陥ることもあります。
小児に限らず、重症化すると腎不全、敗血症などを起こして死亡することもあります。 |