住宅地などで日当たりの良い場所に、もっとも普通に生息するアリの仲間。
大きさは4mm〜6mmになります。体は黒褐色で、光沢に富んだ灰褐色の軟毛を密生し、少し剛毛が混生します。頭部は卵形で、触覚が長い。女王アリは、約10mmになります。
幼虫はうじ虫形をしています。
越冬形態は成虫です。
食べ物は、花の蜜、落果、アブラムシの出す蜜などを集めて食べます。アブラムシの尻を触覚で刺激し、蜜を出させます。これはアブラムシにとっても排泄を順調に行わせる刺激となり、利点となっています。液体の食物は、腹の中にある「そのう」という袋に溜めて巣に持ち帰ります。活動的なアリで、精力的にエサ集めをします。
生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。羽蟻は7月〜8月に飛び出します。
巣は、深く枝分かれした巣を地中深くまで作ります。乾いた日当たりの良い場所に巣を作ります。 |