平地、住宅街付近などに生息するドクガの仲間。
前翅長はオスで12mm〜14mm、メスで15mm〜18mmになります。触覚は櫛歯状で、メスは櫛歯が短くなります。オスの体翅は濃黄色〜黒褐色まで個体変異に富みます。メスでは黄褐色が多いです。前翅頂部には2個の黒点があります。
幼虫は毒毛虫です。体長約25mmの黄褐色で、背面の両側に黒褐色条があり、隆起した部分から毛が生えています。若齢幼虫は強い群集性があり、葉の上を横に並んで食べます。
食べ物は、ツバキ科のチャノキ、ツバキ、サザンカ、クワ科のクワの葉を食べます。
生活型は卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。年2回発生します。卵は一ヶ所にかためて産卵します。
ドクガと同様に、幼虫の毒針毛は皮膚に炎症を起こさせます。幼虫の脱皮殻にも毒針毛があるので、注意が必要です。成虫になっても、幼虫の時の毒針毛を体に付けています。
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