そらいろネット > 身近な昆虫図鑑 > チョウ目・鱗翅目 > ドクガ科 > マイマイガ

マイマイガ

mixiチェック
このエントリーをはてなブックマークに追加

マイマイガ

[和名・種類]

マイマイガ

[学名]

Lymantria dispar

[英名]

Gypsy moth

[名前の由来]

舞舞蛾。ヒラヒラと舞うように飛ぶことから。
別名、ブランコケムシ。樹上から糸を吐いてぶら下がっている姿から。

[分布]

日本各地、北半球の温帯域

[科名]

チョウ目ドクガ科

[体色]

オス:茶褐色、メス:白色

[時期]

7月・8月

[特徴・生態]

 平地から森林などに広く分布する、ドクガの仲間。
 前翅長はオスで24mm〜32mm、メスで35mm〜45mmになります。触角は櫛歯状で、メスでは櫛歯がきわめて短くなります。体色はオスで暗褐色〜黒褐色で、横線は明瞭ではありません。メスは薄灰色で、鋸歯状の横脉線があり、中室内には黒点があります。
 幼虫いわゆる毛虫です。1齢幼虫には毒針毛がわずかあり、触れるとかぶれることがあります。
 越冬形態は卵です。
 食べ物は、バラ科のサクラなどの葉を食べます。食害する害虫とされています。広食性で果樹、森林、雑木、草本などを食べ、ときに大発生することがあります。日本や海外でも大発生が問題になることもあります。
 生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。卵は約300個を一ヶ所にまとまって産卵します。表面にメスの鱗毛が塗り付けられ保護されます。

[観察・感想]

 マイマイガの幼虫の写真です。
 日本を代表する毛虫の一種ですねー。毛虫界の中の毛虫っていうくらい、毛虫らしい姿をしています。
 サクラの花見が終わって葉が出始めた頃、マイマイガの幼虫も現れます。花見が終わると毛虫が多いと言われるのは、マイマイガが原因だったりします。この頃のサクラの木を蹴飛ばしたり、揺らしたりすると、毛虫がプラーンと糸を引いて垂れ下がってきます。その犯人が、マイマイガだったりします。
 幼虫の毛虫はかなり大きくなる上、とても目立つので、目にすることが多い毛虫です。目立つので、数が多くても、野鳥に食べられてしまうことが多いみたいです。成虫になれる毛虫は、かなり少ないらしいです。
 1齢幼虫には毒針毛があるので、ごくまれにかぶれたりすることもあります。肌が弱い人は、かぶれたりするかもしれません。どちらかっていうと、人に害を与えるっていうより、見た目が不快な不快害虫でしょうか。果樹園農家にとっては、完全に害虫になります。駆除も難しいから、大量発生すると大変だよなぁ〜。

[写真撮影]

2008年06月19日

[関連ページ]
バラ科の植物
バラ科の植物
マイマイガ
マイマイガの幼虫
マイマイガ
マイマイガの幼虫
マイマイガ
マイマイガの幼虫
メインコンテンツ
 ・家庭の医学
 ・身近な植物図鑑
 身近な昆虫図鑑
 ・身近な野鳥図鑑
 ・身近な貝殻図鑑
 ・身近な生き物図鑑
 ・ベランダ園芸
 ・三浦半島観光地図
 ・無料で塗り絵
 ・ゲーム情報局
 ・日記
 ・コミュニティー
スポンサードリンク


  チョウ目-ドクガ科  
チャドクガ そらいろネット マイマイガ
Copyright そらいろネット(ちーず。) All right reserved