平地から森林などに広く分布する、ドクガの仲間。
前翅長はオスで24mm〜32mm、メスで35mm〜45mmになります。触角は櫛歯状で、メスでは櫛歯がきわめて短くなります。体色はオスで暗褐色〜黒褐色で、横線は明瞭ではありません。メスは薄灰色で、鋸歯状の横脉線があり、中室内には黒点があります。
幼虫いわゆる毛虫です。1齢幼虫には毒針毛がわずかあり、触れるとかぶれることがあります。
越冬形態は卵です。
食べ物は、バラ科のサクラなどの葉を食べます。食害する害虫とされています。広食性で果樹、森林、雑木、草本などを食べ、ときに大発生することがあります。日本や海外でも大発生が問題になることもあります。
生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。卵は約300個を一ヶ所にまとまって産卵します。表面にメスの鱗毛が塗り付けられ保護されます。
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