よく茂った草原などにいるトノサマバッタに似た大型のバッタ。
体長は50mm〜70mmになります。毛が多く生え、淡褐色の個体と、暗褐色の個体がいます。枯れ草の中で越冬するため、保護色の効果があります。背中に黄白色の線る個体もあります。目の下には、黒色の模様があります。
幼虫は成虫に似た姿をしています。若い幼虫は緑色で、黒く小さな斑点が多くあります。幼虫は夏に見かけることができます。
越冬形態は成虫です。九州以北では、唯一成虫で冬をこすバッタです。晩秋や早春に大型のバッタを見かけることがありますが、本州なら大抵は本種になります。春に生まれた幼虫が、夏の間に成長し、10月頃に成虫となって冬を越します。
食べ物は、クズなど、その他いろいろな植物の葉を食べます。
生活型は、卵→幼虫→成虫の不完全変態(小変態)です。
鳴き声は、シャキシャキシャキと、良く鳴きます。
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