平地や山地の草原に生息するキリギリスの仲間。
体長は頭部から翅先まで29mm〜37mm、頭部から腹部までは15mm〜20mmになります。体色は濃緑色で、背面には黒褐色の縦線がありますが明瞭ではありません。前翅は細く、主脈に加え網状の脈が密にあり、翅脈間の小室は黒点になります。後翅は前翅よりも長く、体長の約2倍になります。オスの尾毛は亜生殖板後方に少し伸びますが、末端には達せず、湾曲して尖ります。産卵管は背上に斜めに曲り、上縁は直線で鋸歯状になり、下縁は強く湾曲し、末端部だけが鋸歯状になります。複眼は体の大きさに比べると小さいです。触覚はむち状で、とても長いです。
幼虫は成虫に似た姿をしています。
越冬形態は卵です。
キク科のヨモギ、セイタカアワダチソウ、マメ科のハギ、アカツメクサなどの新芽や若い葉を好んで食べます。
生活型は卵→幼虫→成虫の不完全変態(小変態)を行います。植物の葉の葉肉中に、平らな卵を産み付けます。
鳴き声は、ジ、ジ、ジ、ジィ、ジィです。良く鳴きますが、あまり目立ちません。
おもに夜間に活動します。灯火に寄り付きます。 |