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 タケノホソクロバの成虫

タケノホソクロバ

[和名・種類] タケノホソクロバ
[学名] Artona martini
[英名] -
[名前の由来] 竹細黒翅蛾。
[分布] 日本各地
[科名] チョウ目マダラガ科
[体色] 黒色
[時期] 7月・8月
[特徴・生態]  平地に生息するマダラガの仲間。
 体長は15mm〜17mm、翅開長は約20mmになります。翅は鱗粉がなく、不透明に近く、翅脈が明瞭です。全体に黒色で、腹部は金属光沢を帯びた青黒色です。オスの触覚は櫛状になり、メスはやや太い糸状になります。
 幼虫は毛虫です。体色は黄色〜橙色で、黒色の斑点があります。毒針毛を持ち、触れると発赤や痒みを生じかぶれます。葉裏などにさなぎを作ります。
 越冬形態は、卵です。
 食べ物は、幼虫ではイネ科のササ類、タケ類の葉を食べます。成虫では、花の蜜を吸います。
 生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。
 ミフシハバチ科のルリチュウレンジに良く似ています。成虫には毒針毛はありません。
[レポート]  タケノホソクロバの成虫の写真です。
 ルリチュウレンジの成虫だと思って写真を撮影していたんですが、じっくりと調べてみたところ、タケノホソクロバという昆虫だと判明しました。
 ルリチュウレンジにしては、翅の重なり具合に違和感があるなーと思っていたんですよ。ルリチュウレンジは、前翅が重なりますが、この写真では中央部分で別れていたので。翅の重なり具合から、ハチの仲間ではなく、蛾の仲間になるだろうと予測しました。蛾の図鑑を調べていたら、マダラガ科の昆虫たちは、ルリチュウレンジに良く似た姿をしていることが判明。マダラガ科の中から調べていったら、タケノホソクロバに該当しました。
 ルリチュウレンジだと思っていて、かなり自信があったんですけどねー。まさか、異なる種類の昆虫だとは。しかも、蜂の仲間じゃなくて、蛾の仲間だったなんて。昆虫の世界は、まだまだ奥が深いです。
[写真撮影] 2008年07月30日
[関連ページ]
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