低地の雑木林周辺、耕作地、市街地などに生息する日本産蝶類の中ではもっとも普通種のひとつ。
成虫は関東地方の平地では年に4回〜5回発生します。前翅長は24mm〜35mmになります。近縁のモンシロチョウよりやや大きくなります。
幼虫はアブラナ科の野生種のイヌガラシ、タネツケバナ、ハナダイコンなど多くの植物を食べます。
蛹で越冬します。
日本産は朝鮮半島産などと同一で、亜種区別されていません。中国大陸各地には近縁種、または別亜種が生息しています。
市街地では宅地化が進み、陽地が失われ、陽地を好むモンシロチョウを駆逐し、スジグロシロチョウが増加しています。山地ではエゾスジグロシロチョウと混生しますが、生態上微妙な違いがあり、互いに競合することなく生活しています。
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