明るく開けた場所にもいますが、少し暗い林の周囲に多く見かけるタテハチョウの仲間。
前翅長は約46mmになります。黒色の地色に、半透明の斑紋が混じります。青い紋は絹のような透明感があります。雌雄ほぼ同様ですが、メスはオスに比べて翅形が丸みを持ちます。ウスコモンアサギマダラ、コモンアサギマダラに良く似ていますが、前翅前縁に青色条を持つので区別できます。
多化性で、各地の発生回数などは詳しく調査されていませんが、年数回発生します。
越冬形態は成虫です。しばしば集団を作って越冬します。
幼虫の食草は。ガガイモ科のツルモウリンカ、ホウライカモメヅルを食べます。
海外では東南アジアに分布しています。良く似たチョウに、ウスコモンマダラがいます。南西諸島で数多く記録されていますが、定着は確認されていません。日本に土着している種で、近似種は存在しません。
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