[和名・種類]
|
カワヅザクラ
|
[学名]
|
Prunus × kanzakura cv. Oh-kanzakura
|
[英名]
|
-
|
[名前の由来]
|
河津桜。1955年に飯田勝美が静岡県賀茂郡河津町田中で発見したことから。
|
[分布]
|
河津町、石廊崎。
|
[科名]
|
バラ科サクラ属
|
[花色]
|
淡紅紫色
|
[花期]
|
1月・2月
|
[特徴・解説]
|
カンヒザクラを片親とする品種の落葉高木です。
樹形は広卵状です。樹皮は紫褐色で光沢があります。若枝は褐色で無毛です。
葉は倒卵状楕円形で、先端は尾状鋭尖形で、基部は円形です。長さ12.5cm〜15cm、幅約6cmで、厚いです。縁は単鋸刃で、重鋸刃が混じり、鋸歯の先端は芒状になり腺はありません。表面は濃緑色、裏面は淡緑色で、両面ともに無毛です。側脈は約10本です。葉柄は長さ約2cmで無毛、上部に1対の蜜腺があります。托葉は長いです。
花は直径約3cmで、淡紅紫色です。ふちの方が色が濃いです。葉の展開前に花が咲きます。
果実は径1cm〜1.3cmの球形の液果です。黒紫色に熟し甘味があります。
原木は野生の状態で発見されました。もう片方の親はオオシマザクラではないかと考えられています。現在は伊豆半島南部の河津町、石廊崎などに植えられています。河津桜まつりは有名です。
|
[観察・感想]
|
ウメが咲いている季節に桜が満開だったのでビックリしました。まだまだ花の少ない2月の下旬にこれだけ見事な花が咲くと、物凄い存在感がありますね。多くの人が立ち止まって桜を眺めたり、写真を撮ったりしていました。その中の一人が僕だったりしますが。
サクラだということは分かったんですが、種類がわからなくてねー。母親に聞いたらカワヅザクラだって教えてくれました。さすがは年の功!
カワヅザクラは野生種とすべきか、野生種以外の樹木とすべきなのか、難しいところですね。自然交配で生まれたので野生種でいいのかもしれないけど、普通は野生のカワヅザクラって生えてないし・・・
|
[写真撮影]
|
2007年02月28日
|
|