[特徴・解説] |
広葉樹林や針葉樹林の枯れ木、切り株、用材などにきわめて普通に発生する小型の木材腐朽菌。多数の小型の個体が重生します。
傘の横、または背面の一部で基部に付着します。傘は扇形〜円形で、革質、縁は掌状に裂けます。表面は白色〜灰褐色でやや紫色を帯び、粗毛に覆われます。ひだは偽ひだで、白色〜帯紫褐色で、縁は縦に裂け、2枚が重なるように見えます。胞子紋は白色です。
柄はなく、側生します。
肉質は柔軟にしてで、乾燥すると縮んでしまいますが、雨に濡れると元に戻ります。食用には向きません。肺に入ってアレルギー性気管支肺アスペルギルス症と同じスエヒロタケ感染症の原因になるという報告もあります。女優の栗原アヤ子さんが罹患したそうです。 |