三浦半島身近な図鑑 > 身近な植物図鑑 > 03月 > 野草・雑草 > イラクサ科 > ヤブマオ

ヤブマオ


ヤブマオ
[和名・種類]

ヤブマオ

[学名]

Boehmeria japonica var. Iongispica

[英名]

-

[名前の由来]

藪苧麻。ヤブに生えるマオ(カラムシ)のこと。

[分布]

北海道〜九州

[科名]

イラクサ科カラムシ属

[花色]

白緑色

[花期]

8月9月10月

[特徴・解説]

 山野にふつうに生える多年草。
 茎は叢生しますが、分枝せずに、高さ1m〜1.5mになります。
 葉のわきから穂状花序を出し、茎の上部に雌花序(しかじょ)、下部に雄花序(ゆうかじょ)をつけます。
 葉は対生し、長さ10cm〜15cmの粗い鋸歯のある卵状長楕円形〜卵円形です。質はやや厚くざらつき、先は尾状にとがります。裏面には短い短毛が生えます。
 無性生殖するため、多形的な変異を示し、見分け・分類が難しい仲間です。良く似た植物にメヤブマオがあります。メヤブマオは、雌花序は細く、集まった雌花同士はやや離れています。
 茎の植物繊維から糸を紡いで布に使われます。

[観察・感想]

 ヤブマオの新芽の写真です。
 イラクサ科の中でも、カラムシ属は見分けが難しい植物として有名です。専門家の中でも、研究がされ尽くしていないというか、まだまだわかっていない部分が多い植物になります。研究するのが厄介なので、研究する人が少ないのかもしれないです。研究しても、得られるものが少ないとか・・・
 そんなわけで、確実な分類方法が完全には確定していないっぽいです。雑草の仲間で研究されてないのって、珍しいかもしれないです。単為生殖で増えるというのが、種類を特定することを難しくしているのかもしれないですね。
 そのうち、DNAを調べて特定されるんだろうけど。全国的な調査になるだろうから、大変なのかもしれないです。
 自分が写真を撮った植物の写真は、たぶんヤブマオであっていると思います。でも、あんまり自信ないかも(^^;)

[写真撮影]

2009年03月24日

野比川

野比川

ヤブマオ
ヤブマオ
ヤブマオ
ヤブマオ
ヤブマオ
ヤブマオ
広告
メインコンテンツ
家庭の医学
身近な植物図鑑
身近な昆虫図鑑
身近な野鳥図鑑
身近な貝殻図鑑
身近な生き物図鑑
ベランダ園芸
三浦半島観光地図
コミュニティー
広告



  3月-野草・雑草  
スズメノヤリ 三浦半島身近な図鑑 オオキバナカタバミ
Copyright 三浦半島身近な図鑑 そらいろネット All right reserved.