三浦半島身近な図鑑 > 身近な植物図鑑 > 03月 > 樹木・木本 > ミズキ科 > アオキ

アオキ


アオキ
[和名・種類]

アオキ

[学名]

Aucuba japonica

[英名]

Japanese Aucuba

[名前の由来]

青木。一年中、葉が青々としていることから。
別名、アオキバ(青木葉)。

[分布]

北海道南部〜沖縄、朝鮮半島南部

[科名]

ミズキ科アオキ属

[花色]

紫褐色

[花期]

3月4月5月

[特徴・解説]

 照葉樹林内、明るい雑木林、植林地などに生える常緑低木。
 上部で良く分枝し、高さ2m〜3m、直径約6cmになります。
 樹皮は緑色で灰褐色の細い溝があり、横長の皮目があります。老木は灰褐色で、縦に細かく裂けます。若い枝は緑色で無毛で、光沢があります。
 葉は対生し、枝の上部に集まってつきます。葉身は長さ8cm〜25cm、幅2cm〜12cmの卵状長楕円形です。先端はとがり、基部は広いくさび形、ふちの上半部に粗い鋸歯があります。質は厚く、表面は深緑色で光沢があります。両面とも無毛で、乾くと黒くなります。
 雌雄異株で、前年枝の枝先に円錐花序を出し、紫褐色の小さな花を多数つけます。直径約1cm、花弁は4個、長卵形で先端は鋭くとがります。雄花にはオシベが4個あり、雌花には中央に花柱があります。
 果実は長さ1.5cm〜2cmの長楕円形の核果です。12月〜5月に光沢のある赤色に熟します。中に核が1個入っています。果実が長く枝につき、しばしば花と果実が同時に見られます。

[観察・感想]

 アオキの雄花の写真です。
 アオキの花の形は、ヒトデの形です。星形とも言えるんですが、どちらかっていうとヒトデのイメージに近いと思います。星っていうほど、綺麗な花じゃないから。花と言っても、観賞価値はどうかというと、ほとんどないですねー。観賞価値があるのは、果実の方になります。赤く熟したピカピカの果実は、とても綺麗です。葉っぱの緑色と果実の赤色で、クリスマスっぽい雰囲気を醸し出してくれる植物です。
 アオキは雄株と雌株とが別々なので、雌株にしか果実がつきません。そのため、もし観賞用として育てるなら、雌株を育てるようにしましょう。雄株を育てても、あんまり楽しくないと思います。でもどちらかっていうと、雄株の方多い気がします。
 この写真の花は、雄花になります。雄花には、花の中心付近に4個の突起が付いています。この突起が、雄しべです。雌しべは退化していて、なくなっています。
 アオキの花粉は、ハエやアブなどの昆虫によって運ばれるみたいです。

[写真撮影]

2009年03月24日

野比川

野比川

アオキ
アオキ
アオキ
アオキ
アオキ
アオキ
アオキ
アオキ
アオキ
アオキ
アオキ
アオキ
-
広告
メインコンテンツ
家庭の医学
身近な植物図鑑
身近な昆虫図鑑
身近な野鳥図鑑
身近な貝殻図鑑
身近な生き物図鑑
ベランダ園芸
三浦半島観光地図
コミュニティー
広告



  3月-樹木・木本  
モミジイチゴ 三浦半島身近な図鑑
Copyright 三浦半島身近な図鑑 そらいろネット All right reserved.