[名前・種類] |
タブノキ |
[学名] |
Machilus thunbergii |
[英名] |
- |
[名前の由来] |
椨、椨の木。朝鮮語で丸木舟を作る木の意味から。
別名、イヌグス(犬楠)。クスノキよりも材質が劣るため。 |
[分布] |
北海道〜沖縄 |
[科名] |
クスノキ科タブノキ属 |
[花色] |
黄緑色 |
[花期] |
3月・4月・6月 |
[特徴・解説] |
海岸付近の極相林の構成種のひとつの常緑高木。関東地方には巨木が多いです。
高さは20mほどになります。樹皮は淡褐色〜褐色でなめらかです。皮目が散在します。新枝は緑色で無毛で、横に広がります。
葉は互生し、枝先に集まります。長さ8cn〜15cm、幅3cm〜7cmの倒卵状長楕円形で全縁です。革質で光沢があり、裏面は灰白色、先端は短くとがります。若葉は赤みを帯びます。
枝先から新葉と一緒に円錐花序に黄緑色の小さな花をつけます。花被は深く6裂します。
果実は直径約1cmの液果です。7月〜8月に黒紫色に熟します。果肉は緑色で柔らかく、基部には6個の花被片が残ります。種子は扁球形で褐色で、殻は薄いです。
公園や神社などに植栽されます。建築材、家具材、彫刻材などに利用されます。老木の材は、木目が巻雲のような模様になりタマグスと呼ばれ珍重されます。 |
[感想] |
台風で倒れていたため、花を写真に収めることができました。
昔、朝鮮半島から日本に渡来した船材はタブノキだったそうです。クスノキ同様、とても利用価値の高い木材です。 |
[写真撮影] |
2005年04月08日 |
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