[和名・種類] |
ハルジオン |
[学名] |
Erigeron philadelphicus |
[英名] |
Philadelphia fleabane |
[名前の由来] |
春紫苑。春に咲くシオンのこと。牧野富太郎氏が命名しました。
別名、ハルジョオン(春女苑)。 |
[分布] |
日本各地 |
[科名] |
キク科ムカシヨモギ属 |
[花色] |
白色〜淡紅色 |
[花期] |
4月・5月・6月・7月 |
[特徴・解説] |
道端、荒れ地、空き地などに生える、北アメリカ原産の多年草。
茎は中空で、高さ30cm〜90cmになります。全体に軟毛があります。
上部の枝先に直径2cm〜2.5cmの白色〜淡紅色の頭花をつけます。ツボミの時は花序全体がうなだれます。舌状花は糸状で多数あります。渡来した当初は、舌状花は紅紫色に近いものが多かったのですが、現在では白色に近いものが多くなりました。
根生葉はへら形で、翼のある柄を持ちます。根生葉は花期にも残ります。茎葉は披針形で、基部は耳状に張り出して茎を抱きます。
果実は扁平なそう果です。
若い葉は、茹でて食用になります。大正時代に園芸植物として渡来しました。広がるまでに時間がかかりますが、一度生えると駆除は難しく、各地で雑草化しています。 |
[レポート] |
春に咲く花の代表的存在ですね。誰もが見たことのある植物で、どこにでも生えてくる雑草のようなたくましさがあります。ピンク色の花を咲かせてくれるので、なかなか綺麗だったりもします。春の花の代名詞的存在となっていますが、日本には生えていなかった植物です。たまに時代劇でハルジオンやセイタカアワダチソウが咲いているシーンを見ることがありますが(^^;)
外来種のため、貧乏草なんていう不名誉な名前で呼ばれたりすることもありますが。「追想の愛」なんていう立派な花言葉た付けられていたりもします。
日本の気候風土に合っているんでしょう、どこにでも生えてきます。それにハルジオンに集まる昆虫たちも多いので、日本国内の食物連鎖の生態系の中に組み込まれているようです。ハルジオンが広がる前は、どんな花が咲いていたのか気になります。日本の本来の生態系、見たことないんだよなぁー。 |
[写真撮影] |
2008年04月02日 |
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