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 トクサ

トクサ

[名前・種類] トクサ
[学名] Equisetum hyemale L.
[英名] Marsh horsetail
[名前の由来] 砥草。茎でものを研ぐことができることから。
[分布] 北海道〜本州中部
[科名] トクサ科トクサ属
[花色] 茶色(茎:緑色に掲載)
[花期] 4月5月
[特徴・解説]  山間の湿地に生える、常緑シダ植物。観賞用に育てられることも多いです。
 地下茎が横に伸び、地上茎を直立させます。高さは50cm〜80cmになります。茎は中空で節があります。
 茎の先端にツクシの頭部のような胞子葉群をつけ、ここに胞子ができます。
 節の部分にはギザギザのはかま状のものがあり、この部分が退化した葉に当たります。
 表皮細胞の細胞壁にケイ酸が蓄積して硬化しているので、茎は煮て乾燥させたものを紙ヤスリのように研磨に使います。歯ブラシや爪磨きとして使うことができます。木賊(もくぞく)という生薬にもなり、目の充血に効果があります。生け花にも用いられます。
[感想]  水辺や湿地に生える代表的な植物、トクサ。でも野生のトクサって、見たことないんですよねー。水辺や湿地が少なくなってきているのが原因かもしれません。水田にも生えていないような気がします。
 私が見ることのできるトクサは、ほとんどが寺院の庭に植栽されているトクサです。睡蓮蜂を利用した育て方をしていることば多いみたいです。お寺には池があったり、湧水を引いてきたりするので、トクサは育てやすいのかもしれないですね。たくさん生えすぎると、管理に手間取るけど、お寺さんなら近所の人が手入れしてくれるし。
 ちょうど胞子を出す季節なんですが、残念ながら確認できませんでした。トクサの先端に、ツクシのような胞子を出す部分が出てくるんですが。トクサやツクシはシダ植物ですが、分類では種子植物に一番近い特徴を持ったシダ植物かもしれません。
[写真撮影] 2008年04月02日
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