駐車場の先に本堂があります。私は特に意識することなく、お寺の中で一番多きな建物を「本堂」と呼んでいますが、宗派や寺院によって正式な呼び名は異なるみたいです。詳しいことはわからないので、私は本堂と呼んでいます。
大泉寺では本尊が延命地蔵尊なので、地蔵堂と呼ぶのかもしれません。
寺院の建物を伽藍と呼び、その配置を伽藍配置なんで呼ぶこともあります。伽藍はガランと読みます。ギャランデューではありません。
本尊は延命地蔵です。室町時代初期の作と伝えられ、宋風彫刻木造地蔵菩薩坐像です。三浦地蔵尊三十番札所に数えられ、横須賀市の文化財に指定されています。
漁業の村でもある走水の寺にふさわしく、漁篭に魚を入れた魚籃観音も祀られています。
幕末になると、大津陣屋が造営された時に江戸湾沿岸の海防に従事していた川越藩の止宿となりました。以後、外国船出没などの非常時の際には、定宿にもなりました。
三浦半島観光地図:横須賀市大津町・大津陣屋跡
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