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 ハナカイドウ
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ハナカイドウ

[和名・種類] ハナカイドウ
[学名] Malus halliana
[英名] Hall crabapple
[名前の由来] 花海棠。中国名の「海棠」を和音読みしたもの。
別名、カイドウ(海棠)、スイシカイドウ(垂絲海棠)、ナンキンカイドウ(南京海棠)。
八重咲きをヤエカイドウ(八重海棠)、枝が垂れるシダレカイドウ(枝垂れ海棠)、葉が斑入りのフイリカイドウ(斑入り海棠)、八重大輪咲きのオオヤエカイドウ(大八重海棠)などの品種があります。
[分布] 中国原産
[科名] バラ科リンゴ属
[花色] 淡紅色
[花期] 4月
[特徴・解説]  江戸時代以前に渡来した、中国原産の落葉小高木。
 高さは5m〜8mになります。
 葉は互生し、葉身は長さ3cm〜8cmの楕円形〜卵形で、質は硬く光沢があり、縁には鋸歯があります。若葉の葉裏には軟毛がありますが、だんだん少なくなり、裏面の脈上にだけ残ります。葉柄は長さ1cm〜2cmで、軟毛があります。
 花は短枝の先に、直径3cm〜3.5cmの淡紅色の花が4個〜6個、垂れ下がって咲きます。一重、または半八重で、花弁は5個〜10個あります。
 果実は直径5mm〜9mmで、球形のナシ状果です。10月〜11月に黄色、または暗紅褐色に熟します。雄しべが退化している花が多いため、めったに結実しません。近縁種のミカイドウは、良く結実します。
 花がとても美しいため、中国では古くから園芸種として観賞され、庭木などとして栽培されます。また、熟した果実は食用になります。
[感想]  写真を撮影した時はシダレザクラだと思っていたんだけど、撮影した写真を観察してみると枝が枝垂れてない・・・。赤花系のサクラかなって思ったんだけど、カンヒザクラやカンザンとも違うし。サクラの木と違って樹皮が滑らかだし、花柄も赤いし。園芸種は図鑑に載ってないからなーなんて、諦めながら調べていました。
 そしたら意外なところで良く似た植物を発見。リンゴ属のページに、ハナカイドウが掲載されていました。ハナカイドウの特徴を読んでみると、ふむふむ、まさにその通り。枝垂れないシダレザクラを写真撮影してたと思っていたら、その正体はハナカイドウでした。
 やっぱりバラ科の樹木の見分け方は、苦手だー。そもそも樹木の見分け方が苦手だからなー。野草ほど身近で観察をしたことがないので、違いがわからなくてねー。見分けに慣れてくれば、感覚だけでだいたいの種類はわかるようになるんですが。
[写真撮影] 2008年04月02日
[関連ページ]
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