[名前・種類] |
オニタビラコ |
[学名] |
Youngia japonica |
[英名] |
Oriental false hawksbeard |
[名前の由来] |
鬼田平子。タビラコ(コオニタビラコ)に似ていて、大きいことから。 |
[分布] |
日本各地 |
[科名] |
キク科オニタビラコ属 |
[花色] |
黄色 |
[花期] |
5月・6月・7月・8月・9月・10月 |
[特徴・解説] |
道端、空き地、庭、公園などによく生える一年草〜越年草。
高さは20cm〜100cmになり、茎の頂に径7mm〜8mmの黄色の頭花を多数咲かせます。総苞は長さ4mm〜5mmの円筒形です。花期は5月〜10月ですが、温暖な場所では一年中咲いています。
全体にやわらかく、細かい毛があります。場所によっては群生することもありますが、独立して生えることも多いです。茎や葉を切ると、白い乳液が出ます。
根生葉は羽状深裂する披針形で、ロゼット状につきます。下部の葉は根生葉に比べて先がとがります。茎の上部の葉は少なく、小型で少し褐紫色を帯びることが多いです。
果実はそう果で、冠毛は白色です。よく似た種類にヤブタビラコや、コオニタビラコなどがあります。そう果に冠毛が付いているのはオニタビラコだけなので、区別することができます。 |
[感想] |
代表的な雑草のひとつ、オニタビラコ。日本各地のみならず、世界各地に生えている雑草です。オニタビラコが外来種なのか、在来種なのか、謎ですねー。学名から考えると、在来種のような気もしますが、在来種にしては世界に広く分布しているし。オニタビラコの起源がどこにあるのか、気になります・・・
良く似た仲間にコオニタビラコがあります。同じキク科の植物ですが、オニタビラコはオニタビラコ属で、コオニタビラコはヤブタビラコ属なので、近縁種というわけではありませんが。コオニタビラコは、春の七草のひとつで「ホトケノザ」と呼ばれます。水田などの湿地に生える植物なんですが、コオニタビラコはまだ見付けられないんですよねー。水田が身近な場所にないというのが見付けられない最大の理由ではありますが。コオニタビラコは、見付けたい植物のひとつです。
春の七草として売られている「ホトケノザ」。オニタビラコだったりとかもするんだよね(^^;)。そういえば、ヤブタビラコもまだ見付からない。 |
[写真撮影] |
2008年04月02日 |
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