[和名・種類] |
キャベツ |
[学名] |
Brassica oleracea var. capitata |
[英名] |
Cabbage |
[名前の由来] |
英語名のキャベジ(頭のようなかたちをした野菜の意味)からだと考えられています。
別名、甘藍(かんらん)、玉菜(たまな)。 |
[分布] |
ヨーロッパ原産 |
[科名] |
アブラナ科アブラナ属 |
[花色] |
黄色 |
[花期] |
1月・2月・3月・4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月・11月・12月 |
[特徴・解説] |
ヨーロッパの地中海、大西洋沿岸が原産の多年草の野菜。栽培上は一年草として扱われます。
ケールを元にしてケルト人が栽培し、世界各国に広がりました。品種改良が続けられ、約1000年前に現在の形になりました。日本には18世紀にオランダから伝わりました。当時は観賞用の植物として扱われていましたが、明治時代以降には食用となりました。
結球型の野菜で、本葉が18枚〜21枚になると結球が始まります。葉は螺旋状に茎頂を包むように結球し、中心に近いほど内側を向きます。結球時には、茎は伸びず短縮茎になります。
ムラサキキャベツ、チリメンキャベツ、ハボタンなどの変種もあります。
モンシロチョウの幼虫の食草のため、食害が問題になります。そのため無農薬野菜は、栽培に手間がかかり高価となります。モンシロチョウはキャベツと共に世界に広がったと言われています。 |
[感想] |
キャベツの花です。他のアブラナ科の花と同じように、黄色い菜の花が咲きます。花が咲くことを「トウが立つ」なんて言われたりします。トウはたぶん、塔のことだと思います。
キャベツはご存知の通り、葉が丸く結球しているので、そのままだと菜の花の花茎が出てくる場所がありません。キャベツの菜の花はどうやって咲くのかというと、結球したキャベツを内側から割るようにして葉がバリバリっと千切れて、菜茎が出てきます。そのため、菜の花が出てきたキャベツを観察すると、内側からバリっと割れているのが観察できます。
栄養状態が悪かったり、日当たりが悪かったりして結球しなかったキャベツの場合、一番上から菜の花の花茎が出てきます。キャベツ畑が近くにある人にとっては見慣れた光景かもしれませんが、キャベツ畑が身近にない人にとっては不思議な光景かもしれません。
関係ない話ですが、キャベツダイエットとか流行しましたねー。キャベツを食べると胸が大きくなるとかいう都市伝説もありますが、本当なのでしょうか? |
[写真撮影] |
2008年04月20日 |
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