[名前・種類] |
ハコベ |
[学名] |
Stellaria neglecta |
[英名] |
Greater chickweed |
[名前の由来] |
繁縷。日本初の本草書『本草和名』(918年)に登場する波久倍良(はくべら)の転訛とする説もありますが、詳細は不明です。
別名、ミドリハコベ(緑繁縷)、ヒヨコグサ、スズメグサ。 |
[分布] |
北海道〜九州 |
[科名] |
ナデシコ科ハコベ属 |
[花色] |
白色 |
[花期] |
3月・4月・5月・6月・7月・8月・9月 |
[特徴・解説] |
道端、田畑などに普通に生える一年草〜越年草。
全体的に軟らかく、茎はよく分枝し、長さ10cm〜30cmになります。茎には片側に1列に並んで毛が生えます。
枝先に径6mm〜7mmの白色の5弁花をつけます。花弁は2深裂して、10弁花に見えます。オシベは4個〜10個、花柱は3個です。コハコベに比べて、花弁が萼片より短いです。
葉は対生し、長さ1cm〜3cm、幅0.6cm〜2cmの卵形で、上部は無柄で、下部は有柄です。
果実は6裂するさく果です。種子にはとがった突起があります。
春の七草のひとつです。小鳥のエサにもなります。 |
[感想] |
ハコベの仲間は見分けるのが難しいですねー。花柱が3本あって、茎の色も緑色だったので、たぶんハコベだと思うのですが。ハコベの見分けには、ちょっと自信が持てません。
ハコベ属の植物は、三浦半島ではほぼ通年開花といってよいでしょう。春・夏ほどの元気は感じられませんが、真冬でもハコベ属の花を見かけることができます。もちろん冬は十分といっていいほど寒いのですが、気候の分類としては温暖な気候に分類されるようです。海洋性気候というのかな?
自分が田舎者だという理由なのかもしれませんが、東京に出ると、気候が違うなーというのがわかります。風が違うというのかな・・・。人里離れた僻地に住んでいるわけじゃありませんよ(^^ゞ |
[写真撮影] |
2007年05月02日 |
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