[特徴・解説] |
道端、荒れ地、鉄道沿いなどに普通に生える、ヨーロッパ原産の多年草。
茎は細く、赤味を帯び、40cm〜120cmになります。
根生葉は長楕円形で、基部は円形〜浅い心形で、長さ10cm〜20cm、幅3cm〜7cmになります。縁は細かく波打ちます。上部に付く葉は次第に小さくなりますが、すべての葉に柄があります。花期には根生葉は枯れます。
花は枝先や茎の先の節々に多数が輪生し、まばらな総状花序を作ります。萼片は6個あり、内側の3個の長さは2.5mm〜3mmの長卵形です。
果実は黒褐色です。花後の内花被片は翼状になり、全縁で棘はなく、それほど大きくならなず、中央部はこぶ状に膨れ、赤褐色になります。
日本には明治時代に渡来しました。本州中部を中心に、普通に分布しています。スイバ、ヒメスイバ、エゾノギシギシ、ギシギシ、ナガバギシギシなど、良く似た植物が数種類あります。 |