海岸、畑、道端など、日当たりの良い乾燥したところに生える多年草。
高さは15cm〜40cmになります。茎は細くて、硬く、基部は肥厚します。地中に細い匐枝を伸ばし、先端に塊茎を作って増えます。
葉は根元に数個つき、幅2mm〜6mmの線形で短く、多少反り返ります。
茎の先に花序よりやや長い苞が1個〜2個あり、その間から1個〜7個の枝を出して、先端に赤褐色の小穂を3個〜8個つけます。小穂は長さ1.5cm〜3cm、幅は1.5mm〜2mmの線形で、20個〜30個の小花が2列に並んでつきます。鱗片は長さ約3.5mmの狭卵形です。柱頭は3個、雄しべは3個です。
果実は3稜のある扁平な長楕円形です。
塊茎を乾燥したものは、漢方薬で香附子(こうぶし)と呼び、婦人病に使われます。 |