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 サケツバタケ
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サケツバタケ

[和名・種類] サケツバタケ
[学名] Stropharia rugosoannulata
[英名] Wine cap stropharia
[名前の由来] 裂鍔茸。ツバが裂けるキノコのこと。
[分布] 日本、ヨーロッパ、北アフリカ
[科名] モエギタケ科モエギタケ属
[花色] 茶色
[花期] 4月5月6月9月10月
[特徴・解説]  道端、畑地、牧草地、河川敷の草むら、動物の糞、枯木などの腐植質の後に生える腐生菌の中型〜大型のキノコ。人家ちかくでも見かけることがありますが、あまり数は多くありません。単生〜群生します。
 傘径は7cm〜15cmになります。始めは饅頭型で、のちに平らに開き丸山形になります。傘の表は赤褐色〜ブドウ酒色、または暗褐色で、古くなると退色して褐色〜灰褐色になります。平滑、または微細な繊維状鱗被に覆われ、湿るとやや粘性を帯びます。傘の裏のひだは直立し、白色で、のちに暗紫灰色になります。胞子紋は紫褐色です。
 つばは厚い膜質で、星型に裂けます。裂けた後、先端が上向きにカールしますが、脱落しやすいです。
 柄の高さは9cm〜15cmになります。下の方が太くなります。柄の表面は絹状の光沢があり、つばより上側は白色、下側は淡黄褐色です。
 つぼは、ありません。
 肉は白色で、食用になります。癖がなく美味で、栽培する国もあります。
[レポート]  キノコのサケツバタケの写真です。
 キノコらしい形をしたキノコ、サケツバタケ。キノコを想像すると、だいたいこんな形のキノコを頭の中に思い浮かべるのではないでしょうか。今回の写真は、ちょっと虫食いキノコです。
 毒キノコなのか、食用になるキノコなのか、見分けるのに自信がないので、キノコを見付けても持ち帰ったりするようなことはありません。見分けの知識を身に付けるためには、持ち帰ってじっくりと観察をして、胞子紋をとるのがいいのかもしれないけど。
 なんとなーく、もし毒キノコだったとしたら、触っただけで毒がうつるんじゃないかとか、かぶれるんじゃないかとか心配で、触るのをためらってしまいます。毒キノコでも、食べなければ大丈夫なのかな?植物でも、樹液とか、草の茎から出る白い乳液に触ったりすると、かぶれてしまう体質なので・・・
 公園に敷かれていたウッドチップの上から出ていたキノコ。山の中に分け入ったりするわけじゃないので、こうした身近な場所に生えるキノコにしか出会えないですね。
[写真撮影] 2008年06月19日
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