[特徴・解説] |
道端や荒れ地、空き地などに生える、熱帯アメリカ原産の1年草〜越年草。近年増えてきた帰化植物の1つです。タチチチコグサよりも後に渡来しましたが、今ではこちらの方が日本中に広がっています。
茎は葉と同様に、白い綿毛に覆われ、高さ10〜30cmになります。
根生葉と茎葉はともにへら形。
茶褐色の頭花が茎の上部の葉のわきに数個ずつ集まってつき、全体が短い穂状の花序となります。
果実は楕円形のそう果で、複数の冠毛は基部で合着して環状になります。総苞の下がふくれていて毛が多いことや、冠毛が果実から取れやすいことも特徴です。冠毛が果実からすっぽり取れるものは日本産にはありません。
良く似た種類に、ウラジロチチコグサがあります。葉は濃い緑色で、表面に毛はありませんが、裏面には綿毛が密に生えています。地面に張り付くように広がります。 |