道端、原野、畑地、荒地などに生えるヨーロッパ原産の越年草。
全体に翼があり、鋭いトゲ、綿毛があります。茎は直立し、上部で分枝し、高さ50cm〜100cmになります。
枝先に径3cm〜4cmの紅紫色の頭花を数個つけます。総苞片は線形で、先は鋭いトゲになります。
葉は羽状深裂し、裂片の先は鋭くとがります。
果実は茶褐色のそう果で、羽状の冠毛を持ちます。
日本には北アメリカからの輸入穀物や牧草に混入して侵入しました。1960年代に北海道で確認され、現在は日本各地に分布しています。北アメリカ、アフリカ南部、オーストラリアにも侵入し、在来種を駆逐しています。 |