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 アメリカオニアザミの花

アメリカオニアザミの花

[和名・種類] アメリカオニアザミ
[学名] Cirsium vulgare
[英名] Bull thistle
[名前の由来] 亜米利加鬼薊。アメリカ(実際にはヨーロッパ)から渡来したオニアザミのこと。
別名、セイヨウオニアザミ(西洋鬼薊)。西洋から渡来したオニアザミのこと。
[分布] 日本各地
[科名] キク科アザミ属
[花色] 紅紫色
[花期] 8月9月
[特徴・解説]  道端、原野、畑地、荒地などに生えるヨーロッパ原産の越年草。
 茎は直立し、上部で分枝し、高さ50cm〜200cmになります。全体に翼があり、綿毛があります。硬い黄白色の鋭いトゲが密に生え、触ると激しく痛みます。
 枝先に径3cm〜5cmの紅紫色の頭花を数個つけます。総苞片は線形で、先は鋭いトゲになります。
 葉は羽状深裂し、裂片の先は鋭くとがります。表面にも短いトゲが生えます。
 果実は茶褐色のそう果で、羽状の冠毛を持ちます。
 日本には北アメリカからの輸入穀物や牧草に混入して侵入しました。1960年代に北海道で確認され、現在は日本各地に分布しています。北アメリカ、アフリカ南部、オーストラリアにも侵入し、在来種を駆逐しています。肥沃で湿った場所を好みます。
[レポート]  アメリカオニアザミ、別名をセイヨウオニアザミと呼ばれる外来種のアザミです。
 とても攻撃的な植物のひとつで、非常に鋭いトゲを持っています。鋭いだけではなく、かなり硬いので、不用意に触るとトゲが刺さって血が出ます(T_T)
 ここ最近、急速なペースで増加しているアザミです。外来種なので、在来種のアザミを駆逐してしまうため、厄介な存在です。しかもトゲがたくさん生えているので、駆除も困難で、とても厄介な存在です。軍手をして引き抜こうとしても、簡単にトゲが突き抜けてしまいます。皮手袋をしていても突き抜けるほど、するどいトゲを持っています。それだけじゃなくて、根も太くてガッチリとしているので、なかなか引き抜けません。蹴っ飛ばしても、靴を貫くほどのトゲです。毒はないんだけど、トゲが刺さると猛烈に痛いです。
 アザミの見分けはとても難しいのですが。アメリカオニアザミは、トゲがたくさん生えているのが見分けのポイントになります。いたるところに鋭いトゲが生えています。三浦半島ではタイアザミがもっとも多いのですが、アメリカオニアザミが増加している気がします。
[写真撮影] 2008年07月30日
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