沿岸地の谷筋に生える常緑高木。
高さは約20mになります。樹皮は灰褐色です。冬芽は長さ8mm〜17mm、芽鱗は2対〜3対あります。葉痕は皿形〜半月形です。
葉は対生し、葉身は長さ7cm〜20cm、幅4cm〜8cmの楕円形〜長楕円形です。ふちは全縁で、波状に鋸歯があります。革質で、表面は光沢があり、裏面全体に細かい腺点があります。成葉には裏面の脈腋の凹みに星状毛が生えます。
枝先に長さ5cm〜15cmの円錐花序を出し、直径6mm〜8mmの白色の花を多数つけます。花冠の上部は5裂します。
果実は長さ7mm〜9mmの楕円形〜卵形の核果です。8月〜10月に赤くなり、果序の枝も赤く染まります。完全に熟すと黒くなります。核は長さ6mm〜7mmで、深い縦溝が1個あります。
庭木、街路樹、防風林、生垣などに利用されます。 |