南アフリカ原産の落葉低木。日本では一年草として扱われます。
高さは1m〜2mになります。茎の切り口からは、白い乳液が出ます。
花は長い柄のある散形花序をつけます。萼は緑色で、5裂し細長いです。花冠は白く5裂し反りかえります。副花弁も5片です。雌しべ、雄しべは合体して ずい(蕊)柱を作り、花粉塊を垂らします。
葉は対生し、長さ約10cmの長楕円形〜披針形をしています。
秋に直径約8cmの風船状の果実をつけます。果実の表面には棘状の剛毛がつき、果実の中は綿毛状の冠毛をつけた褐色で扁平の種子が入っています。果実は熟すると裂開し、白い綿糸をつけた種子が出てきて、風によって散布されます。
日本には1936年、フウセンダマノキとして観賞用に輸入されました。原産地では、果実の綿毛を枕やクッションなどに利用されます。 |