オオシマザクラのコブ

[和名・種類]

オオシマザクラ

[学名]

Prunus lannesiana var. speciosa

[英名]

Osima cherry

[名前の由来]

大島桜。伊豆大島に多く自生していることから。

[分布]

伊豆諸島・房総半島・三浦半島・伊豆半島

[科名]

バラ科サクラ属

[花色]

白色（コブ：茶色に掲載）

[花期]

３月・４月

[特徴・解説]

　沿岸地の丘陵、低い山地に生える落葉高木。
　高さ8m～10m、直径約50cmになり、大きなものでは高さ約15m、直径約2mにもなります。樹皮は暗灰色で、濃褐色の皮目が目立ちます。新枝は太く、淡褐色で無毛です。
　葉は互生し、長さ8cm～13cm、幅5cm～8cmの倒卵状長楕円形になります。先端は尾状に伸び、ふちには重鋸歯があります。鋸歯の先端は芒状に長く伸びます。質がやや厚く、表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡緑色です。
　花は葉の展開とほぼ同時に開花します。前年枝の葉腋に白色の花が散形状、または散房状に3個～4個つきます。花弁は5個、広楕円形で先端は切れ込みます。オシベは24個～32個、メシベは1個です。
　果実は直径約1.2cmの核果です。5月～6月に黒紫色に熟します。
　葉は塩漬けにして桜餅に使用されます。成長が早いので薪炭材に、その他、建築材、器具材、楽器材、家具材などに使用されます。

[観察・感想]

　サクラの木の根元にできた、大きなコブの写真です。
　サクラの木の種類は、たぶんオオシマザクラだったと思ったんだけど・・・。もしかしたら、ソメイヨシノや、ヤマザクラかもしれません。ちゃんと確認しなかったので、間違えているかもしれないです。
　根元に大きなコブ状の物ができていました。このコブはかなり大きくて、サッカーボールくらいのサイズがありました。
　コブの正体を突き止めるため、色々と調べてみたんですが。どれもハッキリとはせず、わかりませんでした。コブ状に生長するキノコの一種だと思っていたんですが、きのこ図鑑を調べても、該当するキノコは見付からなかったんですよねー。
　サクラの仲間は病気になることが多いので、コブができる病気なのかもしれないとも思ったんですが。桜の根元にコブができる根頭癌腫病かなーとも思ったんですが、コブのできかたが違うような気もするし。
　虫こぶかなーとも思ったんですが、虫こぶがここまで大きくなることはないみたい。
　色々と調べては見たものの、コブの正体は良くわかりませんでした。ご存知の方がおりましたら、教えてください。