ボタンボウフウの花

[和名・種類]

ボタンボウフウ

[学名]

Peucedanum japonicum

[英名]

[名前の由来]

牡丹防風。葉が厚く、青白色でボタンの葉に似ていることから。
別名、ショクヨウボウフウ（食用防風）。若葉や根が食べられることから。
別名、チョウメイグサ（長命草）。食べると長生きできると考えられていることから。

[分布]

関東地方・石川県以西、四国、九州

[特徴・解説]

　海岸に生える多年草。
　太い茎を立てて、高さは60cm～100cmになります。根は太く、茎は良く分枝します。花序以外は、ほぼ無毛です。
　枝先に複散形花序を出し、白色の小さな花を多数つけます。雄しべは花弁より長くなります。
　葉は1回～3回3出複葉で、長い柄があります。小葉は3cm～6cmの倒卵形で、ときに先端が2中裂～3中裂します。禅縁で、質は厚く、青白色です。
　果実は長さ4mm～6mmの楕円形です。扁平な分果が2個くっついていて、楕円形をした1個の果実のように見えます。背隆起線は細くて低く、側隆起線は少し翼状になります。表面には短毛が密生します。
　若い葉や根は、食用にされます。

[観察・感想]

　ボタンボウフウの花の写真です。
　花の写真だけ見ると、アシタバと同じですねー。見分けがつきません。やっぱり、植物の種類を確認するには、葉の形を確認しておかないといけないんだなーということを再確認させられました。セリ科の仲間って、見分けるのが難しい植物が、何種類かあります。慣れてしまえば問題ないのかもしれませんが、私には見分けは難しいです。
　ボタンボウフウは、「長命草」と呼ばれる健康食品でもあります。かなり苦いので、天ぷらにして食べるのが良いと思うんだけど。
　最近は、サプリメントとか、美容グッズとかに加工されて売られているんですよー。葉っぱが野菜として売られていたりもするみたいなんだよね。そんなに効果があるものなのかな？三浦半島ではそれほどたくさん生えているわけではないので、山菜取りでは、あまり取らないで欲しいんだけど・・・