やや湿った場所に生える、東南アジア原産の一年草。
茎は良く分枝し、高さ20cm〜30cmになります。4稜あり、細毛が生えます。
葉は対生し、長さ4cm〜7cmの卵形で、先端は尖ります。葉脈が目立ち、縁には鋸歯があります。
筒状で、直径3cm〜4cmでスミレに似た花を多数咲かせます。唇形花で、花筒と上唇は淡藍色、紫青色で3裂した唇の中裂片の基部に濃黄色の斑紋があるのが一般的ですが、品種によってさまざまです。雌しべの先端が2つに割れており、触れると閉じます。
明治時代初期に観賞用として日本に渡来しました。初夏から秋にかけて旺盛に生長し、夏の高温多湿にも耐えます。乾燥と寒さには弱いです。近年、つる性の宿根草の品種も流通するようになりました。実生で増やすことができ、こぼれ種からも発芽します。つる性品種では挿し木で増やすことも可能です。 |