ガウラの花

[和名・種類]

ガウラ

[学名]

Gaura lindheimeri

[英名]

Gaura

[名前の由来]

がうら。学名から。
別名、ハクチョウソウ（白蝶草）。白い花弁と長く突き出たオシベの形が蝶のように見えることから。
別名、ヤマモモソウ（山桃草）。桃色の花を咲かせる品種のこと。

[分布]

北アメリカ原産

[特徴・解説]

　日当たりの良い草地などに生える、北アメリカ原産の多年草。
　茎は直立し分枝し、高さは30cm～150cmになります。
　細くて長い花茎の先に、白色の4弁花を穂状に次々と咲かせます。径は約2.5cm、雄しべは8本、雌しべは1本、柱頭は4つに裂けます。花は一日花で、下から順に咲き上がります。
　根元から生える葉は披針形で、ロゼット状になります。茎に付く葉は互生し、葉柄はなく、披針形で、縁には粗い鋸歯があります。
　果実は蒴果です。熟すと下部が裂けて、種子が散布されます。
　約20種の原種が分布していますが、日本で出回っているのはこの種だけです。日本には明治時代中期に観賞用として渡来しました。花色や矮性品種などは、山野草専門店や、通信販売で販売されています。実生や挿し木、株分けで増やすことができます。

[観察・感想]

　ガウラの花の写真です。
　わずかに淡桃色がかった、白色花のガウラです。白色が多いので、ちょっとだけ珍しいかな？品種によっては、完全にピンク色をした花もあります。花弁の形も、細長いものと、幅広のものがあります。私が撮影したガウラは、細長い花弁のガウラですね。花弁が細長いと、繊細な印象を受けますね。
　写真を見てもわかるとおり、花穂の一番上に咲いていた花です。ということは、最後の花になります。花穂の下の方は、すでに花がありませんでした。下の方から咲き上がってきますので、この茎ではこの花が最後になりますねー。
　和名はハクチョウソウと言います。でも、一般的にはガウラという名前が使われています。特に園芸店で販売されている苗には、ガウラと書かれてあります。園芸の解説本を読んでも、ガウラと掲載されています。植物図鑑を見ると、ハクチョウソウになってたりするんですが。いちよ一般的な、ガウラという名前で掲載することにしました。
　一文字違うだけで、ガウルとか、ガーラとか、まったく違った名前に変身したりもします。ガウルもガーラも、アニメの登場人物ですね(^^ゞ