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ヤブガラシの花


ヤブガラシの花

[和名・種類]

ヤブガラシ

[学名]

Cayratia japonica

[英名]

Bush killer

[名前の由来]

藪枯らし。地下茎を長く伸ばし、藪を枯らすほどに繁茂するため。
別名、ビンボウカズラ(貧乏蔓)。手入れの悪い、貧乏臭いところに繁殖することから。

[分布]

北海道西南部〜沖縄

[科名]

ブドウ科ヤブガラシ属

[花色]

橙色

[花期]

6月7月8月

[特徴・解説]

 畑地、藪、荒れ地などに普通に生える、つる性の多年草。
 茎は稜があり、分枝して長く伸びます。
 葉と対生して集散花序を出し、直径約5mmの緑色の4弁花をつけます。萼は小さく、花弁中央には橙色の花盤が目立ちます。朝に開花し、午前中に花弁と雄しべが落ちると、花盤がしだいに淡紅色になります。
 葉は互生し、5小葉からなる鳥足状複葉で、小葉は粗い鋸歯のある狭卵形〜卵形です。頂小葉は長さ4cm〜8cmの狭卵形です。葉の反対側からは、巻きひげが伸びます。
 果実は黒熟する液果ですが、虫えいになることが多いです。西日本では結実しますが、東日本ではあまり結実しないと言われています。
 東南アジアにも分布しています。

[観察・感想]

 ヤブガラシの花の写真です。
 ヤブガラシという名前が一般的なのかな?ビンボウカズラという名前が一般的なのかな?実際のところはどうなんでしょうか。自分は子供の頃から、ビンボウカズラって呼んでいました。
 なぜビンボウカズラという名前で呼んでいたのかと言うと、先祖代々の言い伝えで、ビンボウカズラと呼ばれていました。そして、ビンボウカズラが生えてくると貧乏になると言われ、忌み嫌われていた植物です。先祖代々のの家訓だったのかもしれません・・・
 そんなビンボウカズラですが、実は好きな植物のひとつだったりするんですよ。どうしてですかねー、人が嫌う植物を好きになることが多いんですよねー。それとも、類は友を呼ぶということわざがあるように、貧乏人なので、ビンボウカズラに惹かれたのですかねー。貧乏の呪縛というのは、不思議なものですねー。たぶん私と貧乏とは、切っても切れない間柄なんでしょうねー。
 花の色が変わるのが面白いなーって思っていて、好きだった植物なんですけど。家に持って帰ってくると、貧乏になるって言われて怒られたんですよ(^^ゞ。今になって思うと、我が家の家訓、当たっていましたね。

[写真撮影]

2008年08月29日

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