畑、道端、荒地などに生える、中南米原産の半つる性の常緑小低木。
良く分枝し、高さは2m〜5mになります。茎は断面が四角形をしており、下向きに細かい棘が密生します。
半球状に多数の小花が集まった散形花序を作ります。咲き始めは黄色や橙色で、次第に赤色や紫紅色などに変化するため、花序の内側と外側では花色が異なります。色の変化しない黄色や白色の品種もあります。
葉は対生し、表面はざらつきます。
果実は液果です。熟すと黒色になり、種子は有毒とされていますが、鳥によって散布されます。
世界各地で帰化植物として定着しています。日本には江戸時代末期に観賞用として渡来しました。矮性の品種がたくさんあり、性質は強健で、育てやすい鉢花です。近縁種にほふく性のコバノランタナがありますが、性質はほとんど同じです。 |