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ランタナの果実


ランタナの果実

[和名・種類]

ランタナ

[学名]

Lantana camara

[英名]

Lantana

[名前の由来]

らんたな。学名から。
別名、シチヘンゲ(七変化)。花色が変化に富むことから。

[分布]

中南米原産

[科名]

クマツヅラ科シチヘンゲ属

[花色]

赤色桃色橙色黄色白色(果実:紫色に掲載)

[花期]

5月6月7月8月9月10月11月

[特徴・解説]

 畑、道端、荒地などに生える、中南米原産の半つる性の常緑小低木。
 良く分枝し、高さは2m〜5mになります。茎は断面が四角形をしており、下向きに細かい棘が密生します。
 半球状に多数の小花が集まった散形花序を作ります。咲き始めは黄色や橙色で、次第に赤色や紫紅色などに変化するため、花序の内側と外側では花色が異なります。色の変化しない黄色や白色の品種もあります。
 葉は対生し、表面はざらつきます。
 果実は液果です。熟すと黒色になり、種子は有毒とされていますが、鳥によって散布されます。
 世界各地で帰化植物として定着しています。日本には江戸時代末期に観賞用として渡来しました。矮性の品種がたくさんあり、性質は強健で、育てやすい鉢花です。近縁種にほふく性のコバノランタナがありますが、性質はほとんど同じです。

[観察・感想]

 ランタナの果実の写真です。
 植物といっても、園芸種にはあまり興味がないので、今まであまり写真を撮ってこなかったんですが。最近になって、野生化も目立ち、どこにでも普通に見かけるようになってきたので、写真を撮ることにしました。自分の心の中の変化で、園芸種から、帰化植物に変わったのかもしれない(^^ゞ
 野性化しているランタナも多く見かけますが、栽培されているランタナも良く見かけます。今のところは、帰化しているものと、栽培されているものと、半々くらいになるんじゃないかなー。でもきっと、近いうちに特定外来生物に指定されて、駆除対象になるんじゃないのかなーという気がします。
 ランタナの種子には、毒があると言われています。どのような成分の毒なのかなど、詳しいことはわかっていないようですが。人間にとっては有毒でも、野鳥はランタナの果実を食べちゃうけど、食べたからと言って死んじゃうようなことはないみたい。どうやら、種子を噛み潰さなければ大丈夫なようです。野鳥の場合、果実を丸飲みしてしまうので、種子が持つ毒の影響を受けないようです。

[写真撮影]

2008年08月19日

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