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ツルナの花


ツルナの花

[和名・種類]

ツルナ

[学名]

Tetragonia tetragonoides

[英名]

New zealand spinach

[名前の由来]

蔓菜。つる状で、葉が食べられることから。

[分布]

北海道西南部〜九州の太平洋側

[科名]

ツルナ科ツルナ属

[花色]

黄色

[花期]

4月5月6月7月8月9月10月11月

[特徴・解説]

 海岸の砂地などに生える多年草。
 茎は下部は良く分枝し地を這い、上部は斜上して、長さ40cm〜60cmになります。全体に多肉質で無毛で、細かい粒状の突起があります。
 葉の脇に黄色花を1個〜2個つけます。花弁はなく、萼片は4裂〜5裂し、内側が黄色で花弁状になります。
 葉は互生し、長さ3cm〜7cmの卵状三角形で、質は厚くて軟らかいです。
 果実は核果で、ヒシの実のような刺状の突起があります。
 古くから食用として栽培されてきました。内陸部に生えるものは、かつて食用に栽培されていたものが逸出したものと考えられます。軟らかい葉は、お湯に酢と塩を入れて茹でて、あく抜きをしてから和え物などにして食べられます。

[観察・感想]

 ツルナの花の写真です。
 ツルナの花を、デジカメのマクロ機能を使って撮影してみました。マクロ撮影って、デジタル一眼レフカメラと、コンパクトデジカメと、どっちが綺麗に撮れるんだろう?良いカメラが欲しいなーと思っているんですが、お金がないから(T_T)
 ツルナの花は、葉っぱの付け根部分に、小さな黄色の花を咲かせます。あんまり目立たない、小さな花です。花びらのように見える部分は、萼片になります。ツルナは、花びらのない花を咲かせます。花びらのように見える部分は、4個か、5個かな。正確にいうと、1個が裂けて4個か5個に見えるだけなんだけど。
 ツルナは食用にもなる野草です。海岸に生えている植物ですが、人とか、ワンちゃんのおしっことかがひっかかっていたりするので。衛生面を考えると、あんまり食べない方がいいのかもしれない。綺麗そうに見えても、実は細菌がたくさん付着していたりするかもしれないから。野草の中では、食べやすい味だと思います。

[写真撮影]

2008年09月04日

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