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ニチニチソウ


ニチニチソウの花

[和名・種類]

ニチニチソウ

[学名]

Catharanthus roseus

[英名]

Madagascar periwinkle

[名前の由来]

日々草、日日草。次々と花を咲かせることから。
別名、ビンカ。

[分布]

マダガスカル島原産

[科名]

キョウチクトウ科カサランサス属

[花色]

桃色白色

[花期]

6月7月8月9月10月

[特徴・解説]

 熱帯地域に広く分布している、マダガスカル島原産の小低木。
 枝はよく分枝し、匍匐して広がり、高さは15cm〜60cmになります。
 葉は対生し、光沢のある濃緑色で、長楕円形です。
 葉脇に高杯形の花をつけます。上部は5裂し、経約2.5cm〜5cmになります。花色は白色〜紫紅色を中心とし、品種によってさまざまあります。
 園芸では、非耐寒性春蒔き一年草として扱われます。花壇、鉢花、切花などに利用されます。丈夫で排気ガスなどに対して耐性があり、安価なため、道路沿いの花壇などでは特に多く利用されます。全草に強いアルカロイドを含む有毒植物ですが、薬用に利用されることもあります。ただし、誤食は最悪の場合死亡する可能性もあるため、素人判断は危険です。

[観察・感想]

 ニチニチソウの花の写真です。
 ニチニチという言葉から、ネチネチとした陰湿な湿気を好む植物に思われるかもしれませんが、実際には乾燥した場所を好む植物で、多湿には弱いです。植木鉢で栽培していると、鉢皿に水を溜めてしまうこともありますが、そんな状態が何日も続くと、株が弱ってしまいます。
 ニチニチは日々なので、太陽を好む植物です。日当たりの良い場所で育てると、たくさんの花を咲かせてくれます。ひとつひとつの花が大きいので、存在感があります。
 水遣りの手間が少なくて済むので、公園などの花壇に植えられていることが多いのかもしれません。
 園芸店でも普通に売られている植物ですが、有毒なアルカロイドを含んでいます。植物の汁が皮膚に付着するとかぶれたりするような毒ではなく、神経に影響を与える毒が含まれています。ワンちゃんの中には、草を食べるのが好きな子もいるので、ニチニチソウを含めたキョウチクトウ科の植物の葉は、食べないように注意した方がいいと思います。釣り上げたニジマスに、キョウチクトウの枝を挿して、焼いて食べたりすると危険なんです。

[写真撮影]

2008年09月07日

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