日当たりの良い海岸、河原などに生える北アメリカ原産の一年草〜越年草。
全体に粗毛が生え、茎は地を這うか、斜めに立ち、高さ20cm〜60cmになります。
茎上部の葉のわきに、径2cm〜3cmの4弁花をつけます。花冠は淡黄色で、夕方に開花し、翌朝にしぼみます。花後は橙色になります。萼は4個で開花と同時に下方に反り返り、萼筒は長さ2cm〜3cmになります。
葉は互生し、長さ2cm〜10cm、幅0.4cm〜3.5cmになります。無柄の倒披針形で、縁は普通はが羽状に深く切れ込みますが、浅く裂けるものもあり、葉の形は多様です。根生葉は有柄で、へら形です。
日本には1910年頃に導入され、昭和に入ってから関東地方以西に急激に広がりました。マツヨイグサ属の植物はすべて帰化植物で、日本に自生種はありません。
近似種に花の径約4cmと大きな、オオバナコマツヨイグサがあります。変異が起きやすく雑種も多いです。
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