日当たりの良い山野、丘陵、林内、野原に普通に生える多年草。
茎は、高さ30cm〜70cmになります。円柱形で、節の下の2稜は弱くて短いです。
葉は対生し、柄はなく、長さ3cm〜6cm、幅0.7cm〜2cmの広披針形です。葉の基部は円形〜心形で、対生する葉が接して茎を抱きます。葉には黒点が多く、縁にも点々と黒点が並びます。
茎頂に直径1.5cm〜2.5cmの、黄色の5弁花をつけます。花弁と萼片には、黒点と黒線が入ります。雄しべは多数あり、基部で短く合着して3つの束に分かれます。一日花で、朝に開花し、夕方にはしぼみます。
果実は刮ハです。縦の明線が入ります。
弟を斬った際に飛び散った血が、葉や花の黒点になったと言われています。黒点の有無などに変異が多く、多くの変種や品種があります。葉を油に浸したものを、切り傷、神経痛、関節炎など薬草として使用されます。
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