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サンコタケ


サンコタケ

[和名・種類]

サンコタケ

[学名]

Pseudocolus schellenbergiae

[英名]

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[名前の由来]

三鈷茸。密教で煩悩を払うとされる仏具の三鈷に似ていることから。

[分布]

-

[科名]

アカカゴタケ科サンコタケ属

[花色]

紅色黄色

[花期]

6月7月8月9月10月

[特徴・解説]

 竹林、林縁、草むらなどに単生〜群生するアカカゴタケの仲間。
 高さは5cm〜8cmで、小型〜中型のキノコです。
 3本の腕(托枝)、柄、つぼからなります。腕は普通3本、まれに4本〜6本あり、アーチを描き頂部で結合します。黄色系と、紅色系があります。胞子はグレバと呼ばれ、腕の内側につき、褐色〜黒褐色です。粘液状で、強い悪臭があります。柄(托)は白色で、中空で、腕より短いです。
 幼菌は汚白色で、直径1cm〜2cmの楕円球形です。幼菌を破って、腕を伸ばします。
 悪臭があるため、食用には不適です。

[観察・感想]

 サンコタケの写真です。
 地面から、カニのツメみたいなキノコが生えているのを発見しました。とても特徴的なキノコで、根元には卵状のものがたくさんあり、それを突き破るように、カニのツメみたいなキノコが生えていました。
 ひとつやふたつではなく、とてもたくさん生えていました。近付いて写真を撮ろうとしたのですが、なんか変なニオイがするんですよ。糞や尿のあるところから、生えてくるキノコもあるって知っていたので。誰かがこの場所で、ウンコとかオシッコをした場所なんじゃないかなーって思って。あんまり近付きたくないなー、誰かの糞尿で靴底が汚れちゃいそうでイヤだなーって思いながら、写真を撮っていました。
 帰宅後、キノコの図鑑を調べてみたところ、サンコタケというキノコだということが判明しました。その特徴として、悪臭があるんだとか。胞子のグレバと呼ばれる部分が、粘膜の中にあり、その粘膜が悪臭を放つのだそうです。キノコから出てくる悪臭で、誰か知らない人の糞尿じゃなくて良かったです。
 そのニオイのせいで、食用には向かないのですが。誰も食べようとしないため、毒があるのかどうかも、わかっていないようです。

[写真撮影]

2008年10月28日

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