シダ植物で世界には3属、約70種類が分布しています。
地上生、または着生の多年草です。夏緑性、常緑性、冬緑性があります。茎部は共通の柄を持ち、途中から栄養葉、胞子葉の2形となります。
分類体系的にはとても特殊な位置付けになっています。シダ植物ではありますが、種子植物のような特徴も持ち合わせています。シダ植物から、裸子植物へと進化していった中間的存在ではないかとも考えられています。
ハナヤスリ科の捉え方もいくつかあり、それぞれの属を独立させ、ハナヤスリ科、ハナワラビ科、ミヤコジマハナワラビ科に分類する説、ミヤコジマハナワラビ属はハナヤスリ科に含め、ハナワラビ科の2科とする説などがあります。遺伝子分析による今後の研究を待ちたいです。
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