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 清伝寺

清伝寺 バス停三浦霊園入り口下車 徒歩5分
地図
清伝寺
清伝寺
 石柱には、「清傳禅寺」と書かれてありました。でも、地図には「清伝寺」と書いてあるし、「清伝寺」の方が一般的なようです。
 こういう場合、どっちの名前で表記するべきか、迷いますね(^^;)。臨済宗は禅宗なので、清伝禅寺と称しているのでしょう。
 「清傳禅寺」の上には、「臨済宗建長寺派」と、「三浦観音第八番」と書かれてありました。
 臨済宗は日本史の授業で習ったかもしれませんが、鎌倉新仏教のひとつです。栄西を開祖とする禅宗のひとつです。足利尊氏が保護して栄えた仏教です。現在の信徒数は約170万人です。
 建長寺は、鎌倉市山ノ内にある鎌倉五山第一位の寺格を持つお寺です。日本で初めて禅寺と称した中国風の純粋な禅の専門道場寺院です。寺号は正式には、建長興国禅寺といいます。
写真撮影:2007年08月23日

清伝寺 バス停三浦霊園入り口下車 徒歩5分
地図
清伝寺
清伝寺
 緑に囲まれた静かな本堂です。
 金田山清伝寺と称し、開山は建武年間(1334年〜1335年)、桃源宗悟禅師の建立とされています。本尊は聖観世音菩薩です。
 清伝寺には、カッパの証文の伝説が残されています。もちろん、あの河童に関する伝説です。
 寺の脇を流れている川は「すずの川」といいます。昔はこのあたりまで潮がさかのぼり、川でスズキ(鱸)が釣れたので「すずき川」と呼ばれていましたが、いつしか「すずの川」と呼ばれるようになりました。
 伝説の一端を見ても、昔から現在に至るまで、三浦半島は隆起しているというのがわかりますねー。
写真撮影:2007年08月23日

清伝寺 バス停三浦霊園入り口下車 徒歩5分
地図
清伝寺
清伝寺
 後光輝く本堂は、なかなか立派なものです。
 額にもやっぱり、「清傳禅寺」と書かれてありました。う〜ん、困ったなぁ(^^;)
 昔はこの付近は深い森に囲まれた寂しいところで、すずの川にはカッパが住んでいました。夜となく昼となく、里人をだますいたずら好きのカッパで困っていました。
 ある日、農夫が馬を引いて川に下り、杭に手綱をつないで馬を洗い始めると、いつの間にか手綱が解けていました。結びなおしても解けてしまうので、カッパのいたずらだと気が付き、杭を固く縛ってカッパを捕まえてしまいました。
 普段からいたずらに困っていた里人たちは、よってたかってカッパを懲らしめていると、騒ぎを聞きつけてやって来た住職が見兼ねて止めに入り、カッパを助けてあげました。その代わり、人をだますような悪さをしないように良く諭したとのことです。
 非を悔いたカッパは、詫び証文を書いたといわれています。
写真撮影:2007年08月23日

井戸と石殿 バス停三浦霊園入り口下車 徒歩5分
地図
井戸と石殿
井戸と石殿
 境内の片隅にあった、井戸と石殿。
 こういったものを見ると、井戸が先か、石殿が先かと考えてしまいます。が、どちらも、意外と新しそうな感じですね。
 石殿は日本各地に数え切れないほどありますが、それぞれに神が祭られています。多くが、近世の庶民によって神々を勧請して造立されたものです。たまたま石造なので現在でも残っていますが、藁であったり、杉の葉であったりすることもあり、そのような木造のものの場合は現在では残っていません。
 この石殿には、どのような神が祭られていたのでしょうか?弥都波能売神(みづはのめのかみ)などでしょうか?
 ドラゴンクエストでは、井戸の中に入ったりすると、中に人が住んでいたりすることもあります。常識的には考えられません!!
写真撮影:2007年08月23日

石柱 バス停三浦霊園入り口下車 徒歩5分
地図
石柱
石柱
 かなり古そうな石柱を発見しました。古そうなので、江戸時代くらいに立てられたのかな?って、勝手な想像ですが(^^;)
 なんて書かれているのかというと、、、よっ、読めません!!昔の字なのかな、ぐにょぐにょぐにょと書かれてあります。これまたボクの勝手な想像でしかありませんが、「聖観世音菩薩」と書かれてあるような気がします。
 なんとなく、そう書かれているように見えます。
写真撮影:2007年08月23日

稲荷社 バス停三浦霊園入り口下車 徒歩5分
地図
稲荷社
稲荷社
 寺院ではありますが、稲荷社が祭られていました。ちゃんと狛犬のキツネもおりました。
 この鳥居の奉納者の名前に「蛭田」と書かれてありましたが、このあたりには、蛭田さんが多いみたいです。きっと、昔から住んでいる人なのでしょう。
 どこにでもある稲荷社です。三浦半島では、神社仏閣に関係なく、稲荷社が祭られています。その代わりに、田ノ神と呼ばれるような神が祭られていることはほとんどありません。棚田のような水田しかなく、規模の大きな水田が少なかったことによると考えられます。
写真撮影:2007年08月23日

クスノキ バス停三浦霊園入り口下車 徒歩5分
地図
クスノキ
クスノキ
 とっても立派なクスノキです。ボクが生まれる前から、ここに生えているのでしょう。たくさんの人々を見守ってたクスノキです。
 時として、「ナンジャモンジャノキ」と呼ばれることもあります。ですが、本物のナンジャモンジャの木は、モクセイ科のヒトツバタゴのことです。
 クスノキは神社やお寺などに、厄除けや魔除けとして植栽されることが多い樹木です。丈夫で長生きするため、巨樹・巨木になることが多いです。
 日本各地の神社仏閣に生えていますが、日本本来の野生種ではなく、帰化植物だと考えられています。詳しくは、身近な植物図鑑を見てね(^^)

身近な植物図鑑:クスノキ科の植物
身近な植物図鑑:クスノキ(2007年02月28日)
身近な植物図鑑:クスノキ(2007年04月08日)
身近な植物図鑑:クスノキ(2007年08月23日)
写真撮影:2007年08月23日
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