水準測量に用いる際に標高の基準となる点です。測量法で定められている測量標のひとつで、永久標識に分類されます。水準
基準水準点は全国に88ヶ所設置されていますが、そのうちの2ヶ所は樺太に設置されており、樺太の領有権を放棄しているため86ヶ所になります。
一等水準点網から少し離れた地盤が強固な山や丘陵地に設置されることが多く、道路から少し離れた林や公園の中などに設置され、道路の拡張工事などで移転が必要になる事態を防いでいます。
柱石だけでなく、すぐ横の地中にも石とクロム金属製の標識があり、3つの標識を設置することで万一の破損に備えています。さらに、柱石と地中標の蓋は柵によって囲まれています。
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