たまたま見付けた、地層が観察できる場所。知識があれば、この地層を見て、どの層が何万年前に作られたとか、火山の爆発によって作られた層であるとか、わかるんだろうけど。
地学の本は、何度読み返しても理解できません(^^;)
三浦半島の大部分を形成する地層が、三浦層群です。新生代新第三紀中新世中期〜鮮新世後期、1200万年〜280万年前のナノ化石年代に作られた地層です。
地層事典:三浦層群
層厚は北部で約2150m、南部で1900m以上になります。
岩層は泥岩、スコリア質凝灰岩・シルト岩の互層を主としています。砂岩・泥岩の互層、軽石質砂岩をともないます。
北部では下位から、逗子層(泥岩、泥岩・砂岩互層)、池子層(凝灰質砂岩)に区分されます。
南部では下位から、三崎層(スコリア質凝灰岩・凝灰質シルト岩互層)、初声層(軽石質砂岩)に区別されます。
三浦市海外町の三崎層には「蓮痕(波調層)」、「スランプ構造」などの堆積構造が見られ、神奈川県の天然記念物に指定されています。逗子層からは、深海のプレート境界に生息しているシロウリガイの化石群が産出します。下位の葉山層群との間にみられる「鐙摺の不整合」も神奈川県の天然記念物に指定されています。
地層事典:葉山層群
身近な貝殻図鑑:シロウリガイ
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