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観音崎海岸


観音崎海岸

バス停観音崎下車 徒歩3分
地図
観音崎海岸
観音崎海岸

 水中パノラマ塔付近の遠望です。絵葉書には、「水中パノラマ塔」と書かれてありましたが、要塞だった場所なので軍事施設のひとつのはずです。
 このエリアは、立ち入り禁止エリアになっています。海上自衛隊が管理しています。
 この施設にはさまざまな説がありますが、私が聞いたところによると、人間魚雷の研究所跡か、訓練所跡だと聞いたことがあります。
 太平洋戦争で使われた人間魚雷「回天」の基地は、山口県や大分県になるので、違うと思います。考えられるとすると、横須賀海軍工廠で造られていた特殊潜航艇「海龍」や、野比海岸で訓練が行われたとされる人間機雷「伏龍」は、考えられるかもしれません。

写真撮影:----年--月--日

観音崎海岸

バス停観音崎下車 徒歩3分
観音崎海岸
観音崎海岸

 海岸より見た水中パノラマ塔です。
 建設当初は、橋が架けられていたんですねー。本当は立ち入り禁止なんだけど、この場所には良く釣りに行っていました。立ち入り禁止で誰も入ってこないので、魚がたくさん釣れるんですよ。
 また、異なる説によると、海軍の検潮所だったとする説もあります。確かに検潮所は、このような形をした構造になっているものも実在します。ただ、レールが敷かれてあったので、検潮所にレールは必要ないと思うので、違うような気がします。
 他にも説があって、ソナーを設置し敵潜水艦を察知する、水中聴音所だったという説もあります。たぶん、この説が正解だと思います。ここから房総半島にかけて、機雷を敷設したと言われています。戦後、機雷の撤去作業に難儀したと言われています。
 いずれの説にせよ、1937年(昭和12年)に造られたもののようです。

写真撮影:----年--月--日

観音崎海岸

バス停観音崎下車 徒歩3分
観音崎海岸
観音崎海岸

 三軒家園地から見た、観音崎海岸。三軒家園地は砲台が設置されていた場所なので、東京湾を一望することができます。砲台を築くのに適した場所なんだなーというのが、海を見るとわかります。
三浦半島観光地図:横須賀市鴨居・三軒家砲台跡
 岩場では、夏は磯遊び、夏季以外では釣り人が楽しんでいます。
 この岩礁の近くに、2代目観音崎灯台の基礎が転がっています。2代目観音崎灯台は1923年(大正12年)3月15日に完成しましたが、9月1日の関東大震災で倒壊してしまいました。倒壊した時、海岸の岩礁まで、転げ落ちた基礎部分が残されています。
 現在の灯台は、1925年(大正14年)6月1日に完成した、3代目観音崎灯台です。
三浦半島観光地図:横須賀市鴨居・観音崎灯台

写真撮影:2008年08月15日

観音崎海岸

バス停観音崎下車 徒歩3分
観音崎海岸
観音崎海岸

 海岸では、地層がハッキリと見ることができます。
 陸側に行くにしたがって、少しずつ段々になっているのは、地震で隆起した跡なのでしょうねー。
 観音崎海岸の良いところは、浜辺の砂浜と、岩礁の岩場があるところです。砂浜では海水浴やバーベキューが楽しめるし、岩場では磯遊びをして海の生き物と触れ合うことができます。両方を同時に楽しめる場所って、珍しいと思います。
 この辺りの岩場には、2代目観音崎灯台の基礎以外にも、岩場にたくさん穴が開けられた場所があるんですよ。釣りをするために、ポイントを探している時に見付けた遺構なのですが。規則的にたくさんの穴が開けられている場所があるんですよ。その時は、塩田の跡だろうって思っていたのですが。
 調べてみたところ、茶屋が建っていたらしく、その柱穴なんだとか。魚を入れておくための生け簀も残っているみたい。地元の人や、周辺の漁師たちが船に乗ってやってきて、食事をしていた場所らしいです。
 1880年(明治13年)、要塞となり立ち入りができなくなったため、廃業してしまったようです。茶屋の遺構が目立つのは、1923年(大正12年)9月1日に起きた関東大震災で地盤が隆起したためです。

写真撮影:2008年08月15日

観音崎海岸

バス停観音崎下車 徒歩3分
観音崎海岸
観音崎海岸

 観音崎海岸の沖に浮かぶ、謎の孤島。海岸からも近いので、海水浴客にとっては、ちょうど良い遊び場所となっています。
 ここは本当は、海水浴客用の飛び込み台ではありません。1935年(昭和10年)前後に造られた要塞施設のひとつです。
 ポール状のものは、輸送船をロープで繋いでおくためのものです。本当は桟橋が繋がっていて、その桟橋にはレールが敷かれていました。輸送船から降ろされた弾薬などを、トロッコを使って陸上の倉庫へと運ぶためのものです。
 下の写真は、その桟橋の陸上部分で、堤防となっています。
 海上のコンクリート製の桟橋は、終戦後に撤去されって、岩場の片隅に放置されています。

写真撮影:2008年08月15日

観音崎海岸

バス停観音崎下車 徒歩3分
観音崎海岸
観音崎海岸

 観音崎海岸は海水浴場にもなっていますが、バーベキューをする人が多いです。駐車場が完備されているので、バーベキューにはちょうど良いですね。交通手段がバスか車だけなので、他の海水浴場に比べると観光客も少なく、のんびりと楽しむことが出kます。
 海水浴客で隠れてしまっていますが、小さな堤防があります。
 本当はこの堤防が、沖にある小さな灯台のような、飛び込み台のような場所に繋がっていました。

写真撮影:2008年08月15日

観音崎海岸

バス停観音崎下車 徒歩3分
観音崎海岸
観音崎海岸

 ほぼ同じ場所、同じアングルで撮影された、観音崎海岸。
 海水浴場ではあっても、人影はまばらです。海水浴をするよりも、ボートに乗って楽しむ人が多いのかな?浜辺には小さなボートが置かれています。
 小型漁船が、砂浜の上にあります。当時は人力で海まで移動させて、漁が終わると浜辺まで上げていたんだよね。砂浜の上に枕木のような木を何本も置いて、ロープで引っ張ります。
 白色の地色に、赤色のラインが入った路線バスが走っています。京急バスかなー?
 バス停のところにあるレストハウス、かなり以前からあったんですねー。

写真撮影:----年--月--日

トイレ

バス停観音崎下車 徒歩3分
トイレ
トイレ

 観音崎公園内は観光地なので、トイレ完備です。公園内には何ヶ所も、トイレがあります。
三浦半島観光地図:横須賀市鴨居・観音崎公園
 ただ問題は、どこのトイレも汚いということでしょうか・・・。観音崎に限ったことではありませんが、観光地の公衆便所って汚いんですよねー。出たかったものが、引っ込んでしまうくらい、汚くて臭いです(T_T)
 モダンなデザインだったので、気になって写真を撮ってしまいました。ただのトイレなのに。傾斜のある斜面に建てたので、段差のある構造の建物になったのかな?
 面白い形をしたトイレです。

写真撮影:2008年08月15日

観音崎海岸

バス停観音崎下車 徒歩3分
観音崎海岸
観音崎海岸

 海水浴客でいっぱいでーす。
 観音崎を訪れる海水浴客は、重装備でやって来る人が多いですね。普通ならレジャーシートくらいしか持ってこないんだろうけど、テント、ビーチパラソル、チェアーまで。バーベキューをしなくても、さまざまなアウトドア用品を持ち込んで楽しんでいるみたい。
 観音崎の海岸って、実は正式な海水浴場には指定されていないんだよね。海水浴場として整備するために、桟橋を取り壊したりしたので、かつては海水浴場だったんだろうけど。

写真撮影:2008年08月15日

堤防

バス停観音崎下車 徒歩3分
堤防
堤防

 観音崎で大きな堤防。
 夏場は、飛び込み台となります。元気な若者たちが、ここから海に向かってジャンプします。
 冬場は一転して、釣り人たちが集まります。投げ釣りを楽しんでいるみたいです。
 この場所は、横須賀美術館でおなじみの、谷内六郎も息子さんを連れて釣りを楽しんだ場所です。谷内一家はこの桟橋を、二葉百合子の歌謡曲『岸壁の母』にちなんで、「がんは」と呼んでいました。しかし、釣りの腕の方はあまり良くなかったようで、「魚を釣っている時間より、絡まった釣り糸をほどいている時間の方が長かった」って言っていました。
 終戦後、1960年頃に造られた桟橋です。三笠公園〜猿島〜観音崎を結ぶ観光船が利用していましたが、赤字だったため桟橋だけが残りました。
 横須賀美術館完成後、一時的に株式会社トライアングルによって三笠公園〜猿島〜観音崎航路が復活しましたが、再びなくなってしまいました。

写真撮影:2008年08月15日

海辺の生き物

バス停観音崎下車 徒歩3分
海辺の生き物
海辺の生き物

 タイドプールで観察することができる、生き物を紹介した看板です。タイドプールとは、潮溜まりのことです。潮溜まりで見かけることができる生きものを紹介しているのですが、あまり見かけることのない生き物も紹介されていたりして、参考になりません。
 海は普通、1日に2回動き、引き潮と上げ潮を繰り返します。引き潮の時は、水中に隠れていた岩場が露出して、タイドプール(潮溜まり)ができ、岩場の生き物が観察できます。
 観察できる岩場の生き物は、ヤツデヒトデ、ホンヤドカリ、ムラサキウニ、フジツボ、イソガニなど。
 もっと詳しく知りたい人は、「身近な生き物図鑑」で調べてください。

写真撮影:2008年08月15日
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